凍頂烏龍茶というのがあるらしい。
日本で売られているような、茶色くて苦みの強い烏龍茶とは全然違う、色が薄くて香りが強く、ほのかに甘みのある高級茶と言われている。
それは、台湾で作られているそうだ。
洋菓子と一緒に飲むのはコーヒーよりもお茶というほどのお茶好きの俺はこの烏龍茶にものすごく惹かれた。是非飲みたい。
実は調べてみると、ふつうにデパートとかで売られてるようなんですがね。台湾烏龍茶は。でもせっかくまとまった休みが取れる数少ない機会、実際台湾に行ってみたいじゃないですか。で、行きましたよ。もちろんひとりで。
台湾語(ビン南語)は喋れるのかと言われますと、全然だめ。大学で少しくらい中国語(しかも北京語)を勉強したものの、語彙が貧弱なのですぐ会話につまるという状態。そんなもんだから、今回の旅行では日本語と英語しか使わなかった。
じゃあ英語の方はどうにかなったのかYO とお思いの方も多いでしょう。もちろん、
それも全然だめ
なんだけど、なにせ相手もネイティブエングリッシュスピーカーじゃないのだから大丈夫。こっちの妖しげな言葉遣いは気づかれないし、だいたい向こうも妖しげだから意思の疎通レベルとしてはちょうどいいんです。
これがうかつに中国語に話しかけてみなさい、マシンガンのような中国語が帰ってきて、パニックに陥るから。やっぱりお互い妖しげにしどろもどろにしゃべっているのがいいんですよ。スピード的に。なにより、たとえ言葉が通じなくても俺は中国語がしゃべれないんだぞと言うことを強烈にアピールできるという目的が達成できるんだから、会話の機能としては成り立ってるでしょ。うん、大丈夫。
思い立ったが吉日、パスポートをとって早速JR旅行センターに問い合わせてみました。料金がどうなるかわからないと言われていたものの、この時期あまり行く人がいなかったせいか思ったよりやすくて70000円弱。保険料とTAXが含められてこの値段だから、わりといい感じなんじゃない?
台湾には長期の休みを取って5日間行くんだけれども、5日も行ってただ茶を買ってくるだけじゃものたりない。旅行ガイドを見て台湾の見所っぽいところをざっと確認してみましたよ。
とりあえずおもしろそうなのは、
ここらへんあたりか。
でももらったスケジュールを確認したら、どうやら最初と最後の日はまるまる羽田-成田-台北で費やしてしまうらしい。実質3日じゃん!そりゃやすいはずだよ!やられたよノースウェスト航空!嫌い!
ま、もともと玉山は入山許可がいるらしく、行き当たりばったりでそうそう行ける山でもないらしいんではずすとしても、3日でこの四つを制覇するには相当気張らないとだめでしょう。少なくとも睡眠時間うち大部分は列車の中だな・・・
そんなことを考えながら、札幌を出ました。
さ、前の章で「日本を出ました」で終わってないところに不自然さを感じた賢明な読者もいらっしゃったかと思われますが、一日目は出国できませんでした。
だめじゃん俺!すでに行く前から躓いてるじゃん!
いや、鈍行の列車で羽田から成田へ行ったんですよ。てゅーかさ、長距離移動するなら列車って割とふつうに思いつくじゃん。接続まで3時間も余裕をとってあったし、チェックインに1時間前までに到着しなきゃならないとしても最低2時間はあったらつくと思うじゃないですか。
つかないんですよ。
乗り換えのために待ち時間があったのがキモだったのかも?いや、最初からリムジンバス利用した方がよかったのか?とにかく、鈍行で千葉に着いたときすでに出発1時間前だったんですね。もう終了。
で、あきらめがつくわけないじゃないですか。行きましたよ意地になって。とにかく早く着くためにタクシーとばして。結局成田ついたのは出発10分前。当然間に合いません。
受付のお姉さんは、「一応機材整備の遅れとかがあるかもしれないので問い合わせてみますが」とか言ってたけれど、当然そんなアクシデントが都合よく起こるわけもなく、一日目は見事ドボン
残念、帰るか。
って、帰れるわけないじゃない。帰りのチケットは5日後だし。故郷は札幌だし。おみやげ買ってくるよってみんなに言っちゃったし。し。し。
なんかそんな泣き言を受付のお姉さんの前で主張しまくったら、違約金はらえば次の日のチケットを発行してくれるかもしれないから旅行会社に問い合わせるという返事をもらった。ヤター!
結果、18000円の違約金で次の日台湾に行くチケットを買えるとのこと。さすがノースウェスト航空、太っ腹!好き!
結局、元々9万円の旅行券だったと自分で納得することによって事故解決。その日は空港近くのホテルで寝ました。
こんなアクシデント、言葉の通じる日本でならともかく台湾で起こしたらどうなることか、それはこのシリーズを見ていけばわかることでしょう。フフフ・・・・・・・・