GIMP for win32

Photoshop対抗馬の最右翼

Linux生まれの、Photoshopキラーを自称する大物ペイントソフト。CGだけでなく、フォトレタッチに必要な機能も十分備えている。

もっとも特徴的なのが、豊富なプラグインによって構成されるリッチな機能の数々。特殊効果を出すフィルタの登録数は最大。しかもプラグインになっているので好きなフィルタを追加することも可能だ。これがフォトレタッチに強いと言われているゆえんだろう。

リッチな機能はフィルタだけに限らない。色の選択、ブラシの選択、それぞれに対して非常に細かなオプションを設定する事が可能なのだ。とにかく何でも詰め込んだという感じがGIMPの特徴だろう。「この機能がなくて不満だ」ということはGIMPに関しては少ないだろう。

ばりばり拡張、カスタマイズ

追加モジュールによっていくつもの色選択ダイアログが加えられるのだけれども、俺は「プラグイン式Painter色選択」がお気に入り。色相・明度・彩度の関係がわかりやすくて使いやすい。

そのほかにもカスタマイズといえばフィルタの追加や、プログラム言語SchemeによるマクロSprict-Fuがある。興味のある人間は、これらにも注力してもいいだろう。

Windows文化との違い

もっとも大きな問題はWindowsとの相性が悪いということではないだろうか。もともとLinux生まれということもあってこのソフト、とにかくWindowsと勝手が違うことが多い。まずWindowsの標準的な操作性と違う操作を強いられる。ウィンドウの構成も違う。変なフォルダをC:\直下に作られたりする。あと、バグが多く特に矩形選択によって頻繁に動作不能に陥る。これも相性の悪さの一つとしてとらえていいだろう。ただ、これに関しては今後改善の余地があるのでしばらく静観してみようと思う。

関連づけに注意!

ソフトは公式ホームページからダウンロードできる。インストーラを起動すれば自動的にインストールが開始されるが、GIMPはインストールの手順の中に大きな落とし穴がある。関連づけの確認が英語なのだ。

関連づけの画面

上の画面が関連づけの画面だ。英語でよくわからないからと適当にOKを押していると、jpegファイルを開くたびにGIMPを起動させてしまうことにもなりかねない。インストール中は英文の警告を注意して見ること。もしくは、インストールの後半に出てくるダイアログは常にキャンセルを選択する、と覚えておいてもいいかもしれない。

未だ進化するGIMP

GIMPはまだまだ進化する。そろそろGIMP2.0が出ると言われているのだが、懸案だったCMYK変換や強力なカラーマッチ、アンドゥシステムの刷新などが図られる模様。これからも目が離せない。

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印刷環境に関してはGIMPはPhotoshopにちょっと負けていると言われている。色のCMYK変換とかいう機能は今のところPhotoshopしかないはずなんだけど、これが必要なのは画像を印刷所に持っていきたい場合くらいではないだろうか。つまり、画像をWeb上で公開するくらいの用事には使う必要がない。

_gimpっていう名前のユーザー設定フォルダなんだけど、特に俺みたいにCドライブ直下にはDocuments and Settings、Program Files、WINNT以外のフォルダを作りたくないっていう哲人にとってはものすごく気持ち悪い。環境変数HOMEを設定することによって好きなフォルダにこの_gimpを設定させることができるんだけど、この癖はUNIX文化のものだと思うのですよ。そんなところも鼻につくなあなんて。